Nein考察1 涙では消せない焔
いよいよ、Sound HorizonのニューアルバムNeinが発売されましたな!
いきなり考察をしていきたいです。
長くなるので、興味が有る方だけ読んでいただけたら…。
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まずは、涙では消せない焔から。
時代背景を仮定しつつ、調べてみました。アンシャンレジームだとか英雄だとか、色々そのへんからヒントをもらいつつ。
【涙では消せない焔】
※ルソーやヴォルテールにより、社会契約説の登場→知識人に影響を与える。
アンシャンレジームに対する不満が募っていく…
1787年 フランス王権に対する貴族の反抗
1789年7月14日 バスティーユ監獄襲撃 全社会層を巻き込む本格的な革命へ
1792年4月20日~(1802年3月25日) フランス革命戦争
革命を恐れたオーストリアによるフランス革命への干渉を契機として開戦。
1793年 第一次対仏大同盟
…イギリスが中心となり、オーストリア、南ネーデルラント、ナポリ王国、プロイセン王国、サルデーニャ王国、スペイン王国が結んだ同盟。革命思想が自国へ波及することを恐れる。
1976年3月 ナポレオンがイタリア方面軍事司令官に就任、イタリア遠征。
1979年 カンポ・フォルミオの和約
…オーストリアが一旦だつらく。フランスは一時危機に陥っていたが、革命の熱気の余波が戦争にも及び国家総動員体制だったらしい。
1798年 第二次対仏大同盟
…オーストリア再度参戦、フランスは再び劣勢へ陥ったが、ナポレオンがエジプト遠征から帰還し最高権力を掌握
1799年 ナポレオン・ボナパルトによるクーデター、帝政樹立(このへんまでを革命期と呼ぶらしい)
1802年3月25日 アミアン和約、イギリスも休戦→フランス革命戦争は集結…
そして1803年、英仏はナポレオン戦争へ突入…
とまあ、このあたりの時代かなと思います。
列強がフランス革命の火を恐れて消しに来る…というのは辻褄が合いますし、ちょうどギロチンが開発されうねりをあげていた時代でも有ります。(ギロチンについては次の記事で!)
ローランサン将軍をあのローランサンだとして、はて確かに激動の時代であります。
じまが歌うローランサン将軍は列強が火を消しに来ると言っているので、ローランサンは確実にフランス側だと思います。更に言うなら《新たなる支配者(えいゆう)》を奉りあげ~~と言っているので、革命により共和制が敷かれて後、ナポレオンが皇帝になったあたりではないでしょうか。
その後しばらくして、フランス革命戦争としては一旦終結します。(第二次百年戦争のさなかではありますが)
ので、ローランサンが帰ったのはまさしくその頃ではないかと。
少し調べただけでも、このあたりヨーロッパは激動の時代です。
夫が戦争に出るだけでも不安なのに、夫の留守中一人で子供をまもっていられるか…それが怖くて子供をなすことを拒否したのでしょうか。
※基本的にインターネットで調べた情報を組み合わせてのものですので、間違っているところなどございましたらご教授くださいませ。続きます。