つれづれ

好きなもの、漫画とかサンホラとか。だらだら記述していきたいです。

Nein総合考察 いろいろ

いよいよ、やりたかったところです…
まずはおさらいがてら。

Nein考察 名も無き女の詩・愛という名の咎・忘れな月夜 - つれづれ

Nein考察1 涙では消せない焔 - つれづれ

Nein考察2 涙焔つづき - つれづ

Nein考察3 言えなかった言の葉・アスピリン - つれづれ

Nein考察 食物が連なる世界・憎しみを花束に変えて - つれづれ

 

今までの記事です。
順番などばらばらでわかりづらくて申し訳ない。ここまでは、歌詞から読み取れる情報を我々の地平の情報と照らし合わせ、なるべく客観的に考察したものです。
ただ、ここからは多分に推測と願望が入ったものになっていきますのでご容赦ください。(ご指摘などありましたらお気軽に…)

シュレディンガーの猫
パラレルワールド理論ですね。
よく知られていますが、そのなかに更に大きく2つの考え方があります。

シュレーディンガーの猫 - Wikipedia

こちらを読んでいただきたいのですが、

コペンハーゲン解釈」というものと
エヴェレットの多世界解釈」というものが存在します。

私のオツムで簡単にまとめますと、コペンハーゲン解釈に関しては観測した時に猫が生きている世界/死んでいる世界が収束するというもの。
エヴェレットの多世界解釈は、生きている猫を観測した観測者/死んでいる猫を観測した観測者に分岐するというもの。

細かい話が置いといて、確率解釈という単語が使われるのはコペンハーゲン解釈においてのようです。しかし、コペンハーゲン解釈においては事象を観測する特別な観測者の存在が必要不可欠です。今回の地平線で言えば、ミシェルは檻の中をすり抜けることが出来、時空に関係なく存在できる特別な存在と言えるでしょう。

しかしエヴェレットの多世界解釈において惹かれるのは、観測者が分岐するという点。今回分岐してるものありますよね…ミシェルだったり黒猫だったり。ミシェルが世界を常に観測しているから、そのたびミシェルの重なり合わせをノエルが知覚しているのでは…エヴェレット解釈は、SFなどで多用されている解釈でもあります。

連作幻想戯曲「檻の中の花」は、ノエルマールブランシュなる人物によって書かれたものとなっています。これを今まで私は呪われし宝石に出てくるノエル(妹)だと思っていましたが、ヴァニスタノエルの可能性も十分あるんですよね。
ノエルは男名ですし、3度めの舞台は1903年となっています。つまり死後1世紀うんぬん~とクリストフが言っていますが、死後1世紀経過して書かれたものだとすると2000年くらいの話になるわけで…

また、西洋骨董屋根裏堂を聞いたとき、屋根裏ロマンを思い出した方多いのではないのでしょうか。不毛の世界にある屋根裏ロマンでは、ミシェルがイヴェールに生まれておいでなさいと声をかけています。折り重なって死んだ13人の少年たちによってイヴェールが生まれたととれなくもない歌詞です。
ほんと恐ろしい…ノエルくんは13人めのお客さんです。死んでまう…
屋根裏ロマンの存在する不毛な地平に、西洋骨董屋根裏堂は存在しているのではないでしょうか。

この世界に時間軸みたいなものは関係ないので、例えばノエルが幻想戯曲を書いたのちにノエルを殺すことも可能です。(ノエルには死んでほしくないんですけど!!!)現に、骨董堂にはノエルがREVOを入手する前からNeinのCDが手前の引き出しに入っています。これはノエルのギターを取り返す対価に陛下が渡したものだと思っているのですがどうでしょう。

ヴァニスタのメモリアルイシューで、陛下はイヴェールがどこに生まれているか目を光らせている、それはミシェルみたいに…というようなことをおっしゃっています。つまりミシェルはイヴェールがどの地平に生まれるか目を光らせているのですね。ただ涙焔ではイヴェールを産まない選択をしたママンの前に現れ、それも賢明かもしれないと、そして青と紫が逆になった双子人形を渡しています。それがどういう意味を持つのか私はさっぱりわかりません。

 

【第9の現実】
今回のNeinは、パラレルワールドだとか二次創作だとか言われています、
しかし、ハロ夜の星が綺麗な夜においては、第9の現実と書いてほんとうの世界と読んでいます。ハロ夜は言えなかった言の葉との関連が指摘されていますから、もしかしたらREVOの観測によって発生したNein世界を正史とする世界なのかもしれません。

 

【歴史の改竄】
第一の書庫には、すでにある種の改竄が認められたそうです。
現に、アルヴァレスは聖戦の英雄と紹介され、アルヴァレスであったじまんぐは女王の側近みたいな役どころで登場します。あらまり嬢が出演出来なかったにしても、じまんぐの役どころを動かす必要は感じないので、改竄の結果人生の道筋が変化した人もいると考えられます。
名も無き女の詩の最後に入る、クロニカさまのめでたしめでたしも、過去の音源ではありません。つまり、改竄の結果クロニカ様の存在すら元のクロニカ様とは微妙に違うものとなってしまっているのではないでしょうか。

それでもめでたしめでたしなのは、つまりルキアたちは世界の終焉を迎えるような歴史を改竄することができた(かも?出来なかったかも?)しれないが、すべてを知るクロニカ様とそれを守ろうとする存在は消せなかった、要するにこれも運命のうちだったのではないか…などと邪推してしまいました。