つれづれ

好きなもの、漫画とかサンホラとか。だらだら記述していきたいです。

Nein考察3 言えなかった言の葉・アスピリン

一応漫画の感想とか書いてたブログなんですけど全然サンホラのことばっかになってしまい申し訳ない…だって好きなんだもの…

これでもしがない会社員でして、仕事の合間にサンホラの考察を進めるような窓際ゴミ社員ですが生きてます。今日はアスピリン…言えなかった言の葉について書き進めたいと思います。

そもそもヤナギの葉の解熱作用とはなんと古代ギリシャ時代から知られていたようです。おそらくエレフやミーシャたちの時代からあるものです。
アスピリンという便利な薬がすでにあるのにヤナギの話をしたのは、なんとなくギリシャとの繋がりをもたせたのかしらなどと深読みしてしまいます。

19世紀→ヤナギの木からサリチル酸が分離される。(副作用として強い胃腸障害)
1879年→バイエル社 フェリックス・ホフマンによりアセチルサリチル酸の合成
1899年3月6日 バイエル社によってアスピリンの商標が登録
1900年 粉末を錠剤化→鎮痛薬の一大ブランドに

という経緯があるようです。
1900年前後の話ということが確定しますね。《最新の医薬品》と言っているので。
また、アスピリンの売上ナンバーワンの国はアメリカだそうで、20世紀初頭にはバイエルの売上の1/3を占めていたそうです。

ここでの疑問として、
《あの時の魔法のお薬》?と言っていることです。これ以前にアスピリンを摂取する機会があったのでしょうか。

2つの候補として考えられるのは、

・病床の母親が摂取した
・妊娠中に摂取した

かなと。
ただ、魔法のお薬と言っているからには、劇的な効果が合ったはずです。
母親が摂取していたとしたら、母がすでに亡くなっている以上薬への信頼感を失っていなければおかしいわけです。

妊娠中に摂取というのは、アスピリンは不育症という症状に処方されることがあるようです。2回以上流産を経験していて、なかなか出産に至らない方の症状が改善することがあるよう。
ただ、調べたところ不育症に対するアスピリン療法は1980年代後半に初めて報告が見られるらしく、この時期になると最新のお薬とは言えません。これ以前に流産を経験したような描写もないですし。
なので、曲中で語られていない物語なのか、はたまたどこかにヒントがあるのか…
普通に考えれば少し前に自分も熱を出したということかと思うんですが。

また、最後の手紙に出てくるDear Johnというのは、ハロ夜に登場するジョニーではないかとよく言われます。
ゴールドラッシュは1849年のことですから、もし白ひげ先生がジョニーだとしたらだいたい50歳前後かと思われる年齢です。無くはないのが面白いところ。
そして、手紙の内容は白ひげ先生がジョニーだとした場合おそらくレニーのお母さんでしょう。その場合も70歳以上というくらいの年齢でしょうか。
ジョニーたちはアメリカ大陸にいると思われるので、アスピリンの消費量と合わせても辻褄が合うかなと。(さらに、おやすみレニーで語られた「夫の仕事の都合」がゴールドラッシュだった場合、カルフォルニアのある西海岸に浮かぶいくつかの諸島から舞台も特定できるかもしれません。)

ちなみに、Dear John Letterというものが英語圏に存在するらしいです。
これは、戦地へいる男性に女性が別れを告げる手紙らしく、今回の件には関係ないかな…?と思うのですが書いておきます。
恋人は普通愛しの~とか、マイ・ダーリン~とかから手紙を始めるのに、親愛なると一般的な書き方から始まるので、別れの手紙だ…となったらしいです。兵隊さんも大変だ…